
おはようございます。
毎日訓練中のかもいです。
突然ですが、貴方は「職業訓練校」という施設をご存知でしょうか?
職業訓練校とはズバリ、「就職するための専門技術を学ぶための施設」です。
私事ですが、12月下旬よりWEB系の職業訓練校に通い始めました。
毎日半日ほど、講義をガッツリ受けているため、忙しいながらも充実した生活を過ごせています。
今回は「職業訓練校」ってなんなの?という人向けに記事を書くことにしました。
また、自分用の備忘録も兼ねています。
現在進行系で通っているので、本記事で触れている内容は「職業訓練校とはなんなのか?」という紹介のみとなります。
「職業訓練校」は希望職種に就くための施設!



そもそも「職業訓練」って初めて聞いた。



私も就活し始めたときに初めて知りました!
「職業訓練」とは、その名の通り「失業者が希望する仕事に就くために必要な知識を習得することができる制度」のことです。
訓練を実施するのは、ハローワークではなく、厚生労働大臣の認定を受けた民間の機関になります。
この「職業訓練」は失業者向けの支援制度なので、仕事をしていると残念ながら受けられません。
一応、職業訓練校に通いつつ、アルバイトやパートをすることは可能ですが、働く時間や日数の条件があります。
また、訓練校や講義内容によって、アルバイトをする余裕がなくなる場合があるようです。
「クリエイターになりたいのなら、何も言われなくても作品を作り続けろ!」
というタイプの訓練校だってあります。
働きながら訓練校に通うのは、あまり現実的ではないみたいですね……。
「職業訓練校」には種類がある。
職業訓練には「公共職業訓練」と「求職者支援訓練」の2つの種類があり、それぞれに違いがあります。
公共職業訓練
主に雇用保険を受給している求職者が対象。
→前職の勤務時に雇用保険に加入していた人が受けられる。
求職者支援訓練
雇用保険の受給資格者でない特定労働者が対象。
→非正規雇用や短期雇用だったために雇用保険に加入されなかった人、
→離職後から時間が経ち、公共職業訓練の対象から外れてしまった人が受けられる。
細かい違いはもっとあるのかもしれませんが、まとめると大体こんな感じ。
どちらが良いというのは特になく、どちらも「就活生が希望職種に就くため」の講義を受けることができます。
ちなみに、私は雇用保険受給者なので「公共職業訓練」を受けています。



訓練校によって条件がまちまちなので、詳しくは最寄りのハローワークに聞いてみてください!
職業訓練校には、更に2つのコースがある。
先ほど、職業訓練には「公共職業訓練」と「求職者支援訓練」の2つの種類があると書きました。
実は、職業訓練は更に2種類のコースに分けられることがあります。
コースは、社会人としてのマナーやスキルが学べる基礎コース、専門職に就くための技能が学べる実践コースの2つです。
基礎コース
社会人として大切な知識を基礎から教えてくれるコース。
パソコンやマウスの操作方法、マイクロソフトの使い方を教えるところが多い。
就活をしたことがない人、パソコンを触ったことのない人にオススメ。
実践コース
基礎コースよりも実践で使えるスキルや技能を学ぶコース。
経理・簿記、医療事務、介護、IT・プログラミングなど、専門技術も学べる。
専門職に就きたい人、就活に使える資格が欲しい人にオススメ。
オススメはやはり「実践コース」ですね。場所によっては資格が取れます。
私の通っている訓練校はWEBクリエイター系。
訓練校在学中に挑戦できる資格は下記の3つだそうです。
- Webクリエイター能力認定試験
- Photoshopクリエイター能力認定試験
- Illustratorクリエイター能力認定試験
クリエイターになるためには必須レベルの資格。
初心者でも試験が受けられるほどにレベルアップされるのが、実践コースの強みですね。
職業訓練校の期間と時間割
期間も時間も、職業訓練校によってバラつきがあります。
期間は大体2〜6ヶ月間くらい。
時間は、普通の学校のように丸1日講義のある訓練校もあれば、昼科と夜科に分かれている訓練校もあります。
また、ひとり親向けに1日2〜3時間の、短時間コースもあるようです。




今後会社に通い続けるための訓練も兼ねているので、オンラインではなく、基本対面で講義を受けることになります。
そして、遅刻や欠席はご法度。
遅刻や欠席数が一定を超えると、講義を受けられなくなる可能性があります。
電車の遅延による遅刻もペナルティになるので、結構厳しいです。
「職業訓練」は就職するための制度なので、訓練校在校中や訓練卒業後すぐの就職が目標。
コースや講義内容関係なく、就職活動の講義や就活相談の時間が設けられたりしています。
また、訓練校に通いつつ就職活動していくことが求められます。
職業訓練校によっても違うのかもしれませんが、卒業後に仕事の紹介をしてくれるところもあるみたいです。
「職業訓練校」に通うメリット。



普通のセミナーやスクールとあまり変わらない気がする。



いやいや。職業訓練には、他にはない素晴らしいメリットがあります!
職業訓練校にはメリットがあります。
それは、職業訓練は無料で受けられるということ。
これ、すごくないですか?
交通費や本などの教材費がかかる場合もありますが、全ての講義・カリキュラムが無料で受けられるんです。
無料で学べるというだけで職業訓練校に通うきっかけになりそう。
それだけじゃありません。
特定の条件を満たした人は「職業訓練受講給付金」が貰える可能性があります。
「職業訓練受講給付金」は受講手当の10万円と、通所経路に応じた交通費、そして一定期間寄宿する場合の寄宿手当が出ます。
一人暮らしの失業者でないと受けられないくらい条件は厳しめですが、お金を貰いつつ勉強ができるのはかなり良いのではないでしょうか。
私は対象外だったのですが、周りの受講者を見た感じだと、給付金申請をした人は複数人いるようでした。
他の有料セミナーやスクールなどと比べてどう?
最初に断っておきますが、私は有料セミナーに通ったことがありません。
また、職業訓練校の講義も受け始めたばかり(2020年12月末から)なので、これについてなんとも言えません。
ただ、1つ言えるのは、セミナーも訓練校も講師や環境が重要。
どんなに講師の評判が良くても、周りの受講者の態度が悪かったりしたら集中できませんよね?
お金を払っているんだから、有料セミナーやスクールのほうが優秀とは、言えないと思います。



じゃあ、訓練校に通えば間違いないのかな?



正直に言うと、どっちが良いというのは言い切れないです……。
前述しましたが、職業訓練校とは厚生労働大臣の認定を受けた民間の機関です。
言い換えると、「職業訓練校は国から依頼をされて受講者の訓練を受け持っている」ことになります。
なので、「お金欲しさに職業訓練を引き受けたけど、講義するのはめんどくさいから適当でいいや」という訓練校も出てくるんですよね。残念ながら。
もちろん、悪質な訓練校はごくわずかだと思うのですが、そういうところでは熱意のない講師が教科書を読むだけということになりがち。
訓練期間も数ヶ月と短くはないので、時間を無駄にしたと感じてしまうこともあるでしょう。



それは非常に辛いです。
同じ訓練校でも、私が通っているところは受講者の雰囲気も良いし、講師の先生方も現役の実力者ばかり。
そんな訓練校に通えるようになったのは、事前に口コミや評判などを調べていたからです。
その訓練校には「ネット上に訓練や試験内容を上げてはならない」というルールがあるため、名前を出して宣伝とか出来ないのですが、とてもいい訓練校です。
「ここしか無いから」とか「近いから」という理由だけで申し込むのは危険。
訓練校が気になる人は、できる限り調べてみましょう。家の近くにない場合は訓練校自体を諦めてセミナーを受けるのも手だと思います。
また、「通い始める直前に近くへ引っ越してきた」という声も聞いたことがあります。
もちろん、就活のために引っ越せとは流石に言えませんが、そういう心構えで挑んでいる人もいるということも心の片隅に閉まっておくと良いかと思います。
まずは探すだけ探してみるというだけでも良いと思います。
ハローワークにも専用窓口があるので、訓練校に興味のある人は相談だけでもしてみてください。
下記のボタンからも職業訓練校の検索ができます。
良かったら検索してみてください。
就活するなら職業訓練校に通おう!
今回は「職業訓練校」についてまとめてみました。
職業訓練校は使い方と条件さえ合えば、就職に心強い味方となってくれます。どんどん活用しましょう!



私もこないだまで知らなかった制度なので、この記事をきっかけに知ってもらえたら嬉しいです!
では、最後までご覧いただきありがとうございました。
またお会いしましょう。